インフルエンザワクチン接種について 〜横浜市の助成制度もあわせてご紹介〜
インフルエンザってどんな病気?
インフルエンザは例年冬に流行する、インフルエンザウイルスによる感染症です。
高熱・全身のだるさ・頭痛・関節痛などが特徴で、普通の風邪より症状が強く、時に重症化することもあります。
特に高齢の方や基礎疾患をお持ちの方は、肺炎など合併症を起こしやすいため注意が必要です。
ワクチンの役割
インフルエンザワクチンは「感染を完全に防ぐ」ものではありません。
しかし 発症の可能性を下げ、かかった場合も重症化を防ぐ ことが期待できます。
特にご高齢の方や持病のある方では、命を守る大切な手段となります。
接種のおすすめ時期
毎年10月ごろから接種が始まります。
ワクチンの効果が出るまでにはおよそ2週間かかり、その効果は約5か月間持続すると言われています。
流行が本格化する前の 10月〜12月中旬ごろまでに接種 しておくと安心です。
接種回数について
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13歳以上の方:基本的に1回接種
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13歳未満のお子さん:2回接種が推奨されます
接種後に起こりやすい反応
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注射部位の赤み・腫れ・痛み
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発熱やだるさ、頭痛
多くは数日で自然に治まります。強いアレルギー症状(呼吸困難やじんましんなど)が出るのは稀ですが、接種後30分程度は院内で様子をみるようお願いしています。
横浜市の助成制度について
横浜市では、インフルエンザワクチンは任意接種ですが、高齢者の方などに助成制度 があります。
対象
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65歳以上の横浜に住民票がある方
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60〜64歳で心臓・腎臓・呼吸器・免疫機能に重い障害がある
自己負担額
対象の方は 2,300円 の自己負担で接種できます。
※制度は年度ごとに内容が更新されることがあるため、最新情報は横浜市の公式サイトや当院受付でご確認ください。
Q&A よくあるご質問
Q1. ワクチンを打ってもインフルエンザにかかりますか?
→ はい、かかることはあります。ただし発症のリスクを下げ、かかっても 重症化を防ぐ効果 があります。特に高齢者や持病のある方にとっては大きなメリットです。
Q2. ワクチンでインフルエンザに感染することはありますか?
→ ありません。日本で使用されるワクチンは「不活化ワクチン」で、ウイルスを不活化させているため感染を起こすことはありません。
Q3. 妊娠中でも接種できますか?
→ 接種可能です。妊婦さんがインフルエンザにかかると重症化しやすいため、ワクチン接種は推奨されています。
Q4. 子どもは何歳から打てますか?
→ 生後6か月以上から接種できます。小さいお子さんは免疫がつきにくいため、2回接種がすすめられることがあります。
Q5. 接種後にお風呂に入ってもいいですか?
→ 当日は長時間の入浴や飲酒・激しい運動は避けたほうが良いですが、軽く入浴する程度であれば問題ありません。
よくある誤解と真実
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「ワクチンを打つとインフルエンザにかかる」
→ ❌ 誤解です。不活化ワクチンなので感染はしません。 -
「若いから接種しなくても大丈夫」
→ ❌ 誤解です。若い方でも重症化するケースはあります。また周囲への感染拡大を防ぐ意味でも接種は有効です。 -
「毎年接種しなくても一度打てば大丈夫」
→ ❌ 誤解です。インフルエンザウイルスは毎年流行株が変わるため、毎年の接種が必要 です。
当院での接種について
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ご予約制で承っていますが、直接来院でも在庫があれば接種は可能です。
- ご予約の際はお電話(☎045-264-7944)から承ります。
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助成対象の方は、住所・年齢を確認できるもの(保険証など)をご持参ください
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在庫に限りがあるため、早めのご予約をおすすめします