【ピリピリ・チクチクは要注意】帯状疱疹とヘルペスの違いとは?早めの受診が大切です
「なんだか皮膚がピリピリする」「小さな水ぶくれができてきた」といった症状はありませんか?
このような症状がある場合、帯状疱疹やヘルペスの可能性があります。どちらもウイルスによる病気ですが、症状や重症度、対応が異なるため注意が必要です。
今回は、患者さんからの相談が非常に多い帯状疱疹とヘルペスの違い、治療法、受診のタイミングについて詳しく解説します。
帯状疱疹の原因と主な症状
帯状疱疹は、子供の頃にかかった「水ぼうそう」のウイルスが原因です。体の中に潜んでいたウイルスが、免疫力の低下をきっかけに再活性化することで発症します。
帯状疱疹の症状と特徴
- 体の左右どちらか一方に帯状に出る発疹
- ピリピリ・チクチクする神経痛のような痛み
- 赤みと水ぶくれの混在
- 皮膚症状より先に痛みが出ることが多い
帯状疱疹は、とにかく痛みが強いのが大きな特徴です。発疹が治った後も、帯状疱疹後神経痛と呼ばれる痛みが長期間残る場合があります。
単純ヘルペスの原因と主な症状
いわゆる「ヘルペス」は、単純ヘルペスウイルスによる感染症です。多くの人が一度は感染しており、疲れやストレス、体調不良などをきっかけに再発を繰り返します。
単純ヘルペスの症状と特徴
- 唇や口周りの水ぶくれ(口唇ヘルペス)
- 性器周囲の水ぶくれ(性器ヘルペス)
- 軽い痛みや違和感
ヘルペスは同じ場所に繰り返しできることが多く、一般的には帯状疱疹よりも軽症で済む場合がほとんどです。
帯状疱疹とヘルペスの違いを比較
それぞれの違いをわかりやすく一覧表にまとめました。
| 項目 | 帯状疱疹 | ヘルペス |
|---|---|---|
| 原因 | 水ぼうそうウイルス | 単純ヘルペスウイルス |
| 発生部位 | 体の片側に帯状 | 口・性器など局所的 |
| 痛みの程度 | 強い | 軽い〜中等度 |
| 再発 | 基本1回(まれに再発) | 頻繁に繰り返す |
| 合併症 | 神経痛が残ることがある | まれ |
痛みが強く範囲が広がる場合や体の片側だけに出るなら、帯状疱疹を疑う必要があります。
早期治療の重要性とメリット
帯状疱疹もヘルペスも、抗ウイルス薬による治療が基本となります。最も重要なポイントは、発症からできるだけ早く治療を開始することです。
72時間以内の受診を目指しましょう。治療が遅れると、以下のようなリスクが高まります。
帯状疱疹の場合
- 痛みが長引く
- 神経痛が残るリスクの上昇
- 顔面神経麻痺などの重篤な症状
ヘルペスの場合
- 完治までの期間が長くなる
- ウイルスが増殖し再発しやすくなる
すぐに皮膚科を受診すべき症状の目安
以下に当てはまる場合は、放置せず早めに皮膚科を受診してください。
- ピリピリした痛みが続いている
- 赤みと水ぶくれが出てきた
- 体の片側だけに症状が出ている
- 顔や目の周りに発疹ができた
- 痛みが強くて眠れない
特に目の周りの帯状疱疹は、視力障害のリスクがあるため非常に危険です。
帯状疱疹ワクチン「シングリックス」による予防
最近では、帯状疱疹を予防するためのワクチン「シングリックス」の接種が可能になりました。
| 対象者 | 50歳以上の方、または免疫が低下している18歳以上の方 |
|---|---|
| 接種回数 | 2回(通常2ヶ月の間隔をあけて接種) |
| 予防効果 | 90%以上の極めて高い効果 |
| 持続期間 | 10年以上の長期間の効果が期待できる |
当院でもシングリックスの予防接種を受け付けています。高齢になるほど重症化しやすくなりますが、70代や80代の方でも85%以上の高い予防効果が確認されています。
費用は自費診療となり、当院では以下の通りです。
- 1回あたり:22,000円(税込)
- 2回合計:44,000円(税込)
(2026年3月現在。予告なく価格が変更となる場合がございます。)
よくあるご質問
Q. 他の人にうつることはありますか?
ヘルペスは直接的な接触で感染する可能性があります。帯状疱疹は、水ぼうそうにかかったことがない人に対して水ぼうそうとして感染させる可能性があります。
Q. 市販薬だけで治せますか?
軽度のヘルペスであれば市販薬で改善することもありますが、帯状疱疹は必ず医療機関での治療が必要です。自己判断での放置は危険です。
Q. 痛みだけで発疹がない場合はどうすればいいですか?
帯状疱疹の初期段階では、痛みだけが先に現れることがあります。早めに受診することで早期発見につながります。
帯状疱疹・ヘルペス治療のまとめ
- ピリピリした痛みと水ぶくれは放置しない
- 帯状疱疹は激しい痛みや後遺症の恐れがある
- 治療の鍵は72時間以内のスピード
- ワクチンの接種で高い予防効果が期待できる
早期相談で重症化を防ぎましょう
帯状疱疹やヘルペスは、早く治療を始めれば重症化を防げる病気です。「これくらいで受診してもいいのかな」とためらわず、少しでも気になる症状があればお気軽に当院までご相談ください。
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